家での過ごし方を考えてみた。(再び映画編)
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
教務事務の加藤です。
前回から続いて同じになってしまうのですが、今回も映画をご紹介したいと思います。
今回は・・・
『オズの魔法使』(ヴィクター・フレミング監督/1939年公開)
古いミュージカル映画です。
みなさまご存じの、飼い犬トトとお家と一緒に竜巻に巻き込まれて魔法の国へたどり着いたドロシーが、ライオンとブリキと案山子と旅に出るあの「オズの魔法使い」の話です。
主演はジュディ・ガーランド。
ん??
何か聞いたことある・・と思った方もいらっしゃるかと。
そう。
最近公開された映画『ジュディ 虹の彼方に』で、主演のレネー・ゼルウィガーが演じているのが、ジュディ・ガーランドその人なのです。
私は『ジュディ 虹の彼方に』を観ていないのですが、もしかしたらこちらを先に観た方は、ジュディ・ガーランドは破天荒な人生を送った女優だという印象が強いかもしれません。
なにせ薬物中毒や神経症を患っていましたので。
ただこれに関しては、彼女だけが悪いということも言えないのです。
ジュディは太らないよう、周りの大人たちに薬物を飲まされていたそうです。
当時17歳、『オズの魔法使』の撮影中も!
それがのちの薬物中毒や神経症へとつながったのかもしれません。
その事実を知らないで最初に観た時は、ジュディ扮するドロシーがとても可愛くて、今と比較すると1939年という時代らしい、稚拙ながらなかなか考えられた構成に面白楽しく観ていたのですが。
その裏でジュディが苦しんでいたと思うと、それからは観るととてもせつなくなってしまいます。。。
でもこの『オズの魔法使』の見どころは、
①ルビーの靴(赤い靴)が素敵すぎる。(キラキラが可愛すぎて、どこかのメーカーが 作ってくれないかと私は切に願っている)
②ドロシーの衣装やヘアメイクが可愛い。
③ドロシーの飼い犬・トトが可愛い。
ドロシー(&トト)の可愛さしか見どころがないのか、と思われるかもしれませんが。
ドロシー(&トト)の可愛さだけで十分元がとれる映画だと思います!
彼女が歌う「Over The Rainbow(虹の彼方に)」は、大人びたしっとりした歌い方で、ぜひ聞いていただきたいです。
最近は映像技術が素晴らしく、臨場感溢れる迫力ある映画が増えています。
それらと比べると、昔の映画は物足りなく感じてしまう人もいるかもしれません。
でも竜巻に家とドロシーとトトが巻き込まれるシーンなど、今のように映像技術が発達していない時代としてはなかなか考えられた構成が多く、シーンのひとつひとつがある意味印象に残ります。
昔の映画を観ることは、逆に新鮮味があって楽しめるかもしれません。
例えば本を買うのも、ネットでピンポイントにすぐ探せて購入できる世の中ですが、あえて本屋へ赴き探してみる、そして探している途中でもっと面白そうないい本に出会えることがあります。
その不便さがいとおしくなる、そんな感じでしょうか。
『ジュディ 虹の彼方に』でのレネー・ゼルウィガーも、劇中で素晴らしい歌声を披露しているとのことなので(アカデミー賞の主演女優賞を獲得しています)、私もいつか観たいと思います。
↓こちらが「オズの魔法使」。ドロシーが履いている靴が例の「ルビーの靴」