超絶ギタリスト「ケリー・サイモン」氏オフィス訪問、秋葉原や教育ITソリューションEXPO視察
こんにちは教務部長の西本です。
先日、阿部先生(音楽テクノロジー科学科長)と私で東京の視察に言ってきました
紹介の時間軸は逆順になりますが、超絶ギタリスト「ケリー・サイモン」氏オフィスに訪問してきました。
先日、公開されて世界的に話題になったイングヴェイ マルムスティーンの曲を100曲生演奏するという企画もこのスタジオから配信されました。
実は僕はケリーサイモン氏のバンドで活動していた時期があります。
現在も本校の講師の星山哲也氏と僕とケリーサイモン氏でヨーロッパツアーにも行きました。
今から18年前なので、うちの専門学校1年生君は生まれたくらい、高等課程の子達はまだ生まれてもいない時代です(汗)
僕も年を食ったな〜って思います。
そんなケリーさんバンドは現在は僕と星山先生の教え子(NSM卒)がメンバーになり、活動されています。
またケリーサイモン氏はNSMの講師を長年勤めて頂いた事もあるのですよ。
同行した阿部先生も僕とケリーさんの教え子であります。
今後、NSMにも来てくださいってお願いもしてきました。
時間軸は逆戻りで書いていますが、秋葉原にも視察に行きました。
名古屋も決して田舎ではないですが、やはり東京の文化を吸収しないと、業界の流れから遅れを取ります。
今はコロナ禍で秋葉原も元気がなかったですね。
メイドカフェの子たちが必死に客引きをしていたのが印象的でした💧
この日のメインの視察は 教育ITソリューションEXPOです。
教育というのはデスクの上で作られるものではありませんので、常に我々も勉強しイノベーションしようとしています。
そのアイデアがこのようなエキスポにはあるのです。
コロナ禍もあってオンラインやデジタル系の出品がとても多かったですね。
プロジェクターを投影できる黒板なども便利でよいですね
ホワイトボードに投影した五線譜に書き込めるプロジェクターも
テクノロジーは進みますが、使いこなす我々が進化しないと、無用の長物になりかねない。
スタッフも講師もテクノロジーを使いこなすスキルがたいへん必要な時代に急速になっています。
またこのエキスポでも一つのキーワードになっていたのは
学習者である学生・生徒が受動的となってしまう授業を行うのではなく、能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法であるアクティブラーニングです。
我々の学校は比較的、このアクティブラーニングを多く取り入れていますが、今後はさらにそれを加速する必要がありますね。
小中学校向けにはプログラミング系のコンテンツの展示が多かったです。
また文部科学省はGIGAスクール構想を打ち出しています。
GIGAスクール構想とは
1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援 を必要とする子供を含め、
多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化さ れ、資質・能力が一層確実に育成できる教育 環境を実現する
https://www.mext.go.jp/content/20200625-mxt_syoto01-000003278_1.pdf
実は愛知県がこのGIGAスクール構想における1人1台端末が最下位ですよ💧
ということは本校に入学してくる学生のパソコンスキル低いという可能性が高いともいえます。
本校におけるIT教育の必要性をデータから痛感した次第です。
色々な学びのあったエキスポでした。
常に学校環境を良くすることやIT、デジタルを積極的に取り入れて学びを加速させたい。
ちなみにコロナ禍において、オンラインに力を入れた本校ですが、5〜9月までに名古屋校で制作した動画コンテンツは700本弱です。
オンラインというのは一見、ネガティブに捉えられがちですが、700本の教育動画コンテンツがあるということは、すべての学生が別ジャンルの授業を受講できるチャンスにも恵まれるわけで、良いことばかりです。
またオンライン化した授業においても教育効果は下がるどころか上がっている、学生からも動画のほうが自分のペースで学べてわかりやすいという声もあります。
もちろん授業内容に向き不向きはありますが、授業のデジタル化はとても興味深いテーマですね。
最後に最近の僕の学内活動の報告を!
この度、学内に【仮称】軽音楽部を作りました。
また正式なクラブ名は作っていないですが、高等課程が学内にできたこともあり、部活を作りたいと考えたのです。
専門学校の中、しかもプロミュージシャン科の学生のための軽音楽部は本末転倒ではないかという気もしていました。
しかし、実態として高校で軽音楽部に所属したことがない、全くの初心者の入学も多い本校としては、初心者が2年間でプロになることは大変困難であると考えました。
高校時代に経験するような軽音楽部の経験なしにプロになれるのか……
まだまだ参加者が少なく、私がギターを担当しなくてはならない回もありました。
在校生君達が高校の軽音楽部のようにワクワクして参加してくれるような文化になるように学生・生徒達が自分達で盛り上げてほしいと思っています。
プロになることはそんなに簡単なことではありません。
しかし、誰でも初心者の時期があり、右も左もわからない時期もある。
初心者の時代の初動を間違ってしまうと、音楽そのものが苦痛になることもあるでしょう。
まずはプロを目指すということは一旦おいておいて、楽しくバンドをやるということからスタートをすべきなのかもしれません。
我々はデジタル化と同時に大いなるアナログ化も必要な時代です。
今日はこのへんで!