アクター海外研修:前半
アクター担任の藤崎です。
10月31日からアクターの海外実学研修が始まりました!
エンタテインメントを学ぶ学生にとって、
日本以外の文化、そして表現に触れることはとても大切なことです。
私も専門学生時代に、海外実学研修で他の国の文化に触れ、考え方、価値観に大きな影響を受けました!
日本に於いても「演技」は、海外のスタイルや役へのアプローチが主流になってきています。
今回の研修で、学生たちがどれだけ影響を受け、吸収してくれるのかが楽しみです
◾️出発
10月31日に中部国際空港から成田空港へ向けて飛び立ちました。
みんなの楽しそうな表情。研修への期待感が伝わります。
成田空港からいよいよロサンゼルスへ出発!
初めての海外へのフライトで緊張気味の学生も、機内では徐々に慣れてきて、自分の時間を過ぎしました。
長時間のフライトでしたが、何気にあっと行く間にロサンゼルス
入国審査はもちろん一人一人行いますので、ちょっと英語に自信ない学生はそわそわ
しかし思ったよりも難しくなく笑顔で出てきて安心しました。
荷物をピックアッップして、いざ空港の外へ!
◾️ハリウッド視察
現地ガイドのサクライさん、姉妹校のTSMと合流してバスでハリウッドへ
そうです、俳優を目指すなら一度は憧れるあのハリウッドに向けて出発しました!
しばらく走ると見えてくるハリウッドサイン・・・。
学生たちからは喜びの声があがります!
そしてシャッターチャンス
興奮冷めやらぬうちに、次はチャイニーズシアターに。
ここチャイニーズシアターは、ハリウッドスターの手形、足形があるので有名。
憧れのスターの手形、足形を見て、触れて、またまた興奮する学生。
自分たちもてっぺん目指していく気持ちも高まったはず!
そしてアカデミー賞が行われるドルビーシアターへ。
アカデミー賞でハリウッドスターたちが登る階段で記念撮影
ここにレッドカーペットが敷かれるんですね〜。
ロサンゼルスへ着いてTVの向こう側で見ていた世界に自分が立ち、実感した学生たち。
感性、表現力を高めるのは、この実感、感じ取る感覚、心が大切です。
「Don’t think,feel」(考えるな、感じろ)とブルース・リーの名言を思い出しました。
◾️いざラスベガスへ
アメリカではバスで移動になります。
広大なアメリカの土地、地平線が続く道をただひたすら進むのですが、そこに歴史を感じたりもします。
日も落ち、ただ真っ暗闇を走るバスに先に光が見えてきました。
カリフォルニア州から、ネバダ州に入り、ラスベガスに
またしばらく進むと光がどんどん大きくなります。
この広大な砂漠の土地に、これだけのネオン、人口が集まることはやっぱりすごい!
ベガスの街を走り、まず向かったのはベラッジオというホテル。
このホテルの前には噴水があります。
映画「オーシャンズ11」の舞台となったホテルですが、音楽にあわせて動く、幻想的で神秘的な空間を作る噴水ショーが行われています。
そのショーを見た後、フリーモントストリートに。
こちらもショーが行われているのですが、ストリートに約420メートルの1250万個のLED発光ダイオードが埋め込まれたアーケードを作り、数十個のスピーカーと共に大迫力の映像と音楽を映し出されます
芸術的な光景で、学生たちの眼差しもうっとり。
ハロウィンで恐ろしいほど人で埋め尽くされておりましたが、全員がショーを見守るほど。
日本では絶対に見れないこの光景をどう思ったのか。
そして、宿泊先のホテルへ向かい、やっと1日が終わり就寝
◾️Cirque Du Soleil「KA」ワークショップ&観劇
初日は街=アメリカそのものを体験した1日でしたが、二日目は舞台鑑賞
日本にも訪れたことがあるシルク・ドゥ・ソレイユですが、
この「KA」は日本では見ることが出来ない、対規模の舞台機構を含んだ作品です。
「KA」のために、総工費200億円を投じて建てられた専用劇場の裏側を、
私たちのために見せてくれました!
そして質疑応答の時間まで作っていただき、多くの学生たちがお話を聞くことが出来ました。
本当にありがとうございました!!
◾️大自然に触れる
・グランドキャニオン国立公園
・レッドロックキャニオン
芸術に触れた翌日の3日目は、大自然。
こちらもアメリカでしか味わえない、自然のすごさを感じる日でした。
両方とも、参加した学生の非常に満足度は高く、
なかなか見れないその景色を目に焼き付けて帰ってきたはず!
グランドキャニオンに参加する学生の朝は早い・・・。
なぜなら、移動にかなりの時間を必要とするからです。
往復するだけで9時間以上はかかりますが、それだけ価値のあるところ。
アメリカ人が死ぬまでに1度は行ってみたい場所と言われています。
ベストショットが撮れる場所で記念撮影。
後ろの渓谷のすごさ・・・。絶景なり。
続いてはレッドロックキャニオン。
こちらも絶景です!
岩に含まれる鉄分が酸化して赤くなったのがレッドロック。
ここ特徴は登れます!
よく見ると中央にポツンと一人、佇んでいますね
そしてここは飛べます!
そしてしがみつく
ファイト、いっぱーーーつ
みたいなことが出来ちゃうところです
※安全に注意を払い行っております
研修前半は、日々新しくなる文化。
その中で育まれる芸術と、
それに飽くなき追求をするプロフェッショナル、エンターテイナーたちの存在。
そして広大な大地、大自然を守り抜く自然への感謝の気持ちを感じ取れました。
先人を重んじ、それを大切にする。
表現の世界とも共通する生き方ですね。
学生たちが一人でも多く、それらを感じ、糧にしてくれることを願って、
明日から研修後半に突入します。
場所をまたロサンゼルスに戻し、
ニューヨークフィルムアカデミー(NYFA)にて研修が始まります。
後半の報告はまた後日。
お楽しみください。