ライブ・リハーサル実習のための講師リハーサルしました。
教務部長でベーシストの西本です。
まず、この度の西日本豪雨で亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、甚大な被害を受けられた皆さまに対して、心よりお見舞い申し上げます。
私は自宅が広島にあり、名古屋には単身赴任しています。
幸い広島にいる家族や家屋も無事でありましたが、生活圏内で甚大な被害があり、知人からの情報ではニュースには流れないような、生活に密接した細かい問題が山積みのようです。
そんな状況でブログのテーマ選択にも悩みましたが、本校の学生には当たりの生活が当たり前ではなく、今まさに勉学に集中できている環境が本当に大切なんだと再確認していただくために、学園情報をいつもどおりに伝えていきます。
タイトルのとおり、きたる 7月 17日 (火曜日) にLive Box UNLIMITS 大須にてライブ・リハーサル実習を行います。
この実習については日比野スタッフが別のブログで紹介していますので、そちらを参照してください。⇓
https://www.nsm.ac.jp/contents/blogs/2018/07/04/11397
この実習に我々スタッフチームも今回限りの特別チームを結成してライブ演奏します。
メンバー: Gi-na(講師)・トシヒケタ(副校長)・西本圭介(教務部長)・阿部哲也(学科長)・日比野賢司(担任)
実はこのメンバーは全員本グループの卒業生です。
Gi-naさんは東京校、トシと私は大阪校、阿部さんと日比野さんは名古屋校です。
ちなみに 阿部さんと日比野さんは僕の教え子達です。
両氏が学生時代に僕は彼達のアンサンブルクラスの講師で厳しくしていた思い出があります。
今回のライブリハーサル実習というのは、ライブハウスという現場に慣れるという意味と、我々のバンドが同じ環境下でライブを見せることにポイントがあります。
我々も学生と全く同じ機材で演奏しますし、専属PAエンジニアもいません。
全く学生と同じ条件でサウンドチェックと本番を行います。
これにより、若いバンドによくありがちな⇓
「PAが悪かったから自分の声が聞こえずに歌いにくかった」
↓
単に声量がない。マイクの使い方が悪い。モニターに不必要に楽器の音を返しすぎ。etc
「友達にギターの音が聞こえにくいと言われた。PAが悪い!!」
↓
エフェクターの掛けすぎ。デジタル系エフェクターでヘッドフォンで音を作っていて、ライブの実践的音作りを知らないだけ。etc
「ドラムの音が聞こえにくくて合わせづらかった!!」
↓
単にドラマーがタイコを鳴らせていない。他メンバーが自分のモニターにいろいろな音を返しすぎて音が飽和しているだけ。自分のアンプの音量がでか過ぎなだけ。etc
上記のようなPAが悪かったから僕たちはだめだったという、ライブハウスあるあるを抑止する目的があります。
僕自身が一時期ライブハウスを経営したことがあり、かなり沢山のアマチュアバンドを見てきました。
その時に感じたことは楽器や歌の教室は沢山あるし、受講した経験者は多い。
しかし、バンドアンサンブルを習った子達、バンドの音作りやライブハウスでのマナーやノウハウを習った経験がある人達はかなり少ないのです。
先日もある大きなステージイベントでキャリアのあるアマチュアバンドと一緒になりました。
本校の学生は特に問題なくサウンドチェックを終えましたが、そのアマチュアバンドはこの音が聞こえない! あの音が聞こえにくいと、なかなかチェックが終わりませんでした。
個人的には単にあなたのアンプ音量が爆音すぎですよ….、プロでもそんな音量は出さないし、プロの方達ほどステージ上の音は整理されていて、小さい(適音という意味)ものです。
そんな感じでプレイヤーやシンガーの技術を向上させることだけが、本校のミッションではありません。
むしろライブハウスのような現場でテキパキと物事を進められるようなノウハウのほうが重要な場合もあります。
今後も本校では実学教育というミッションのもと 教育に取り組んでいきたいと思います。
ライブ・リハーサル実習
7月 17日 (火曜日)
【場所】Live Box UNLIMITS 大須
【時間】17:00開場 17:30開演
※講師バンドによるスペシャルデモンストレーションライブあり
メンバー: Gi-na・トシヒケタ・西本圭介・阿部哲也・日比野賢司
入場無料(ワンドリンク料必要なし)