俺の私の1曲
皆さんこんにちは、教務部の小谷です。
暑い日が続きますね。うちのワンコはこの時期冷たい床が特に好きな様です(笑)。
4月に始まった前期も終盤にかかってきましたが、今回は、私が担当する授業の一部
を紹介させて頂きます。
これまで学校やお仕事で学んだ経験を活かし、NSMでは著作権の授業を担当
させてもらっております(今年度前期はヴォーカルコース1年生対象)。
前職では知財戦略室という部署にてお仕事をしておりました。簡単に言うと、
既に保有している権利(原盤権、出版/著作権、プライバシー権等)
を保護しつつ新たな権利を獲得する。そしてその権利を使って
スムーズにビジネスにする為に契約書等を日々作成しておりました。
学生に理解してもらいたいと思っているのは、エンタテイメントビジネスの大きな仕組と、
その中での「著作権」という権利の性質と著作権法制定の目的、学生が利用頻度の高い
YOUTUBE等でのコンテンツ利用するにあたっての注意点など。。
毎回授業冒頭の10分程を使用して、「俺の、私の一曲」を発表してもらっています。各学生
が思い入れある楽曲を選び、歌詞も含め紹介し、選んだ理由を熱く語ってもらい、
最後に音源を再生し皆で聴くコーナーです。
ただ紹介するだけではなく、事前にJASRACのホームページ上のJ-WID検索で、曲の作詞家、
作曲家、音楽出版社の情報を調べてボードを使い発表する。これは、これまで聞いた事のない
音楽出版社と言う名前と成り立ちとそのお仕事、扱う商品が楽曲だという事を認識してもらうため。そして、その商品に付いている権利がありそれが著作権だと説明していきます。
下記、今期これまで学生が発表した「俺の私の1曲」のリストです。
JASRAC登録されていない楽曲や昭和楽曲も含まれており、学生が新しい音楽を知る媒体が
大きく変化してきているのがとても興味深いです。