プロミュージシャンのデビュープロジェクト/ デビューイベント
こんにちは、教務部長でベーシストの西本です。
僕自身は本グループ教員として25年くらいのキャリアなのですが、卒業生でもあります。
1992年に大阪の姉妹校OSMベースコースに入学し、1年間アメリカ留学を経て卒業ました。
卒業後、セッションベーシストとしてブルースからメタルまで演奏活動で仕事してました。
詳しくは僕のプライベートホームページをチェックしてください。Click
さて、本校には様々なデビューシステムがありますが、その1つは業界からいただく仕事のプロジェクトです。
先日は僕とドラム学生 田中康太郎・キーボード学生 鈴森元斗とでチームを組んで、外部クライアント様からギャラをいただく仕事としてのバックバンドをやりました。
このように本校では学校で学んだことを外部で仕事として経験することで、業界のマナーや立ち振舞方、営業の仕方など、演奏以外のことを実地で教育しています。
現在、これ意外にもスターダストプロモーションのチームしゃちほこ「咲良菜緒 初生誕ツアー」のバックバンドとして学生バンド(バンマス松原先生) が出演いたします。
このチームしゃちほこ「咲良菜緒 初生誕ツアー」はすでにソールドアウト公演なのですが、このようにプロの仕事を在学中から経験できることが本校のデビューシステムなのです。
そして、9月 27日 (木曜日)には本校内にて16社の音楽企業をお招きした新人発掘プレゼンテーションを開催しました。
年3回行っているイベントです。
開催までに完成度チェックの授業を経て、前日には通しのリハーサルも行いました。
出演したアーティストは40組です。
一般の外部オーディションは一発勝負が当たり前ですが、本校では事前にクオリティチェックを行い、歌唱や演奏はもとより、衣装・メイク・ステージングに至るまで注文を出していきます。
そして、前日には本番と全く同じようにオーディションの通しリハーサルを行い、さらにダメ出しをしていきます。
学生の中にはリハーサルの時点で緊張のあまり震えてしまう子や泣いてしまう子もいます。
しかし、我々スタッフに見られて緊張しているようでは、大手音楽企業が16社も来て見られれば、授業での緊張感の非ではありません。
本校ではオーディションに力は入れていますが、僕としてはオーディションを行うことよりも、それまでもプロセスのほうが大切だと思っています。
乱暴な言い方をするならば、ボクシングの試合に素人が出たら殺されるのと一緒で、試合に出るポテンシャルになっていないと、本校が業界を100社呼んでもデビューは出来ないのです。
むしろ精神的に打ちひしがれてしまいます。
デビューイベントに出ることも大切ですが、それ以上に日々の鍛錬と心構えも大切です。
デビューを経験しているグループ卒業生であり本校レギュラー講師のジーナ先生からもエールのお言葉がありました。
本校ではこれからもデビューイベントやプロジェクトに力を入れていきますが、それ以上に学生のミュージシャンとしてのスキルアップという部分に力を入れたいです。
勝負できる状態にない人は
何百本のオーディションも意味はない
歌や楽器の技術や音楽理論、音楽史の知識など、地味なようですが、そういう下地(ファンデーション)がなければ、勢いだけではデビューできません。
技術の鍛錬というのは地味で厳しいことです。
楽しくライブをしたり、カラオケで好きな曲を歌っているのは楽しい。
ただ、それは一般の高校生でも誰でもやっていること。
我々の学校は音楽を正業として行きていく人材を育成する職業訓練校です。
今後も、学生が社会人になったときに音楽を糧としていきていける人材として育てるように、厳しく指導して行く所存です。
在校中に楽しい学校だと思われる必要はない。
10年後に厳しかったけど、おかげで音楽で食えています。
と言われる学校でありたい。
ただ、厳しく書きましたが初心者も大歓迎です。
だれでも初めは初心者です。
経験が少ないからこそ、しっかりしたカリキュラムで勉強をする必要があります。
本気の人はぜひ本校の入学を検討してみてください。
今フリーターしながらアマチュアバンドをやっているけど、伸び悩んでいるような人の入学も大歓迎です!!!