学校選びについて
こんにちは、教務部の小谷です。
6月に入りAOエントリーが開始しました!ガイダンスやオープンキャンパスにて高校生とお話をすると、専門学校のエンタメ・アーティスト系コースへ入学を希望しているが、保護者や高校の担任の先生から反対をされているという方がいらっしゃいます。 保護者や担任の先生方々が心配されるのは、「アーティスト系で入学して、卒業までにデビューできなければどうなるの?」です。
保護者や高校の先生方で、エンタテイメント業界でお仕事をした経験ある人はほとんどいないかと思いますので、当然の疑問ですね。
音楽業界は、学校が就職系とデビュー系に分かれているのと同様に、スタッフ系とアーティスト系(シンガー、タレント、モデル等含む)に大別されています。しかし、あまり知られていないのが、スタッフ系でしばらくお仕事をして、他のスタッフに認められてデビューしていく方もいますし、アーティストとしてデビューしたが、人気が出ず、スタッフ系で働く人達もいます。 又、アーティストからスタッフに変更ししばらくお仕事をした後、違うユニットで再度デビューする人達もいます。私がエイベックス在籍時には、この様な人達がそこら中におり、当時の制作部長の秘書はこれまで磨いてきた歌唱力が認められ、仮歌のヴォーカリストも兼務しておりました(大物アーティストはスケジュールが多忙の為、新曲を1から覚えることができないので、代りに仮で歌ってあげるお仕事、そのアーティストはその仮歌を聞いて新曲を覚えます)。
何が言いたいかと言うと、学校では区別し易いように就職系とデビュー系で分けていますが、実際の業界では、この領域を超えてお仕事をする人も少なくありません。「卒業までにデビューできなければどうなるの?」についてですが、NSMとしては、音楽業界でスタッフとしてお仕事をしながらデビュー活動をする事を薦めています(ただし、唯一の進路ではありません)。大きな枠組みでは、1年生から2年生に進級する際にホームルーム等を通して担任から在校生に就職についてのお話しをしております。デビュー系学生で就職が気になる学生は、キャリアセンターのサポートの下、就職に必要な講義等を受け、2年次に就職活動を行っております(保護者の方と相談し、最終決定してもらっています)。
アーティスト系コースを希望する方で入学前から就職を考えている方は、ほとんどいないかと思いますが、音楽業界を知らない保護者や高校の担任先生に理解されず、音楽専門学校の進学をあきらめている方もいるはず(実際、一度大学進学や就職をして、辞めてNSMに入学してくる方も増えています)。あきらめる前に、体験授業などに参加頂き、お気軽にご相談くださいね。
小谷がお届けしました。