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プロミュージャン科 海外研修 ラスベガス&ロサンゼルス その④ シトラスカレッジ訪問

令和元年12月の最終日皆様いかがお過ごしでしょうか。
教務部長/ 副校長の西本です。

世間はお休みムードですが、音楽業界的に言いますと、まさに大忙しな一日になるので、私の方もあまりお休みモードではでなく何時ものノリでブログは進めていきたいと思います。

前回のブログは↓
https://www.nsm.ac.jp/contents/blogs/2019/12/14/20215

さてプロミュージシャン科の海外実学研修も終盤です。

研修先のシトラスカレッジにて

このブログで紹介している研修は10月 22日 ~ 29日で開催されたものです。

私はその後、 11月 15日 ~ 22日もロサンゼルスとラスベガスの研修の引率をしているので、まだまだブログネタはストックされています。

書き終わる頃には来年の秋の研修が始まるかもですね….(汗)

それではレポートを続けていきましょう。

この日、到着したのはシトラスカレッジです。ロサンゼルスの校外で山の麓の街。

日本でいうと田舎町という感じになるのでしょうか。
静かな街に広大なキャンパスがあります。

楽器チームはシトラスカレッジのホーンセクションやヴォーカリストとコラボをしてバンドアンサンブルを勉強します。

アンサンブルを教えてくれたのはマリーン・ケリー先生でなんと!!! SEKAI NO OWARIのツアーでベースを弾いている方なのです。

ベースはシトラスカレッジの学生君

せっかく海外に来たのでアメリカ人学生達と音楽で会話することはとても大切です。

全国の姉妹校との合同チームです!

バンドをアンサンブルを学ぶことは日本の我々の学校でも可能です。

では何故アメリカでアンサンブルを学ぶのか。

それはやはりアメリカ人プロミュージシャンのアンサンブルに対しての感性が我々日本人のそれとは異なるからです。

アメリカ人講師の教え方や盛り上げ方もあり、学生たちは日本ではなかなか見せない笑顔や熱量で演奏していきました。

ヴォーカルクラスではゴスペルシンガーから熱いレッスンを受けました。

素敵な光景だったのは現地の学生達が日本人学生に発音を教えたり、歌い方を指導していた光景です。

研修でプロ講師からももちろん学ぶが、少し年上のシトラスカレッジの学生と一緒に練習をしている光景はまさに海外研修の醍醐味だといえます。

こちらもシトラスカレッジ学生と本校学生の一コマ

もちろん学生達の多くは英語は苦手です。

ただ、最初の一歩は「次に来たときにはもっと話せるような自分になりたい」という夢

ヴォーカルのクラス発表のバックバンドはシトラスカレッジの学生バンド

シトラスカレッジの学生は我々の学生とほぼ同年代。

アメリカのプロは凄げ〜!!は当然なのですが、アメリカ人の同年代の学生の感性やパワーやコミュニケーション力という部分に刺激を受けたと思います。

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シトラスカレッジ学生とのコラボーレーションライブの様子です。

シトラスカレッジの学生が特別上手いということも無いのですが、エネルギーの出し方やエンターテイメント力という部分は日本人にないところです。

海外研修において僕自身がもっとも刺激を受けてきてほしいことは、アメリカ人の持っているエンターテイメント力、プレゼンテーション力のような部分です。

私はなぜ今K-POPがクールなのかと分析するならば、我々日本人より韓国アーティストのほうが圧倒的に欧米よりの感性を持ち合わせているからだと思います。

日本人の持つ特徴である謙虚さや、ワビサビというのは我々の誇るべき部分でもありますが、エンターテイメント業界で成功する鍵の一つにアメリカ人のような感性を持ち合わせることも大切だと思います。

とくに今流行のK-POPを目指す方は最終目的はアメリカ進出になるので、英語力も大切になります。

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このようにアメリカの研修の話を読むと高校生で入学希望の方は躊躇する面もあると思います。

しかしながら、日本の人口が減少して行っている世の中でミュージシャン、エンターテイメント業界が発展するには海外に目を向けるしかありません。

その最たる例がK-POPです。

韓国国内での需要に頭打ちがあるため、日本や欧米をマーケットとして捉えて、彼達は日本語や英語を勉強しています。

日本においてK-POPを目指すという意味は韓国語を喋れるアーティストの育成ということでは無いと考えます。

もちろん韓国語が喋れたほうが良いですが、それよりも英語が喋れることがヴォーカリスト、アーティストに求められることになっていきます。

この海外研修で掴んでほしいことというのは、我々日本のアーティストが今後国外をマーケットにして活動することが当たり前の世の中になっていくときに、アメリカに行ったくらいで萎縮しない根性、カタコト英語で良いのでコミュニケーションを取るというパワー、エンターテイメントに必要な情熱を体から発するアーティスト力みたいな部分だと思います。

アメリカが凄い、日本は駄目だというようなレベルの話では無く、アーティストは国という小さな単位ではなく世界という視野の広さが大切。

そして学生達が活躍する時代には国外をマーケットにするという感覚が今のK-POP(韓国)のように当たり前の時代に入っていくでしょう。

そのためにもNSMでは国際教育に力を入れ、特に海外実学研修をもっとも重要な授業の一つとして学校では取り組んでいます。

と、いうことで皆様、良いお年を!

 

教務部長の西本がお届けました。
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  • エントリー資格

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