気になる人「エドワード・ゴーリー展」へ行ってきた。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
教務事務の加藤です。
寒いのか暖かいのか、よくわからない気候の冬ですね。
でも、寒い日かどうかを判定する方法があります。
それは・・・
うちの猫さんが、私(の膝)へダッシュしてくるかどうか、です。
寒い日はものすごい勢いで私(の膝)めがけてやってきます。
それを見て、「今日は寒い日」と判断しております。
さて、以前のブログでアメリカ人絵本作家のエドワード・ゴーリー氏について語りました。
その後、念願の東京は練馬区美術館で開催されていた「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展へ行けましたので、その話をしたいと思います。
エドワード・ゴーリーは以前紹介しましたとおり、アメリカの絵本作家です。
そのエドワード・ゴーリーのスケッチや原画、晩年から始めた版画、今まで発行した自身の絵本やイラストを手掛けた本が一堂に展示されていました。
エドワード・ゴーリー好きにはたまらない、大興奮の展示会です。
よくこんなにたくさん貸し出してくれましたね・・・というくらいの品揃え。
原画は、製本され絵本となって私が見ているイラストとはまた違って見えました。
エドワード・ゴーリーのイラストの繊細さがより感じられるような気がします。
写真は撮れなかったので、私が持っている絵本からその繊細さがわかるものをご紹介。
↓『不幸な子供』より
壁紙のデザインが細かすぎて嫌になって、しばらく書くのをやめてしまったというイラスト。
自分で書いてて嫌になるって・・・
でもよく見ると、その気持ちが理解できるほどの細かい模様がびっしり・・・
↓『ギャシュリークラムのちびっ子たち』より
AからZまでのアルファベットを名前にもつ26人の子どもたちが悲しい目に合う絵本なのですが。
普通に読むと、「なんてひどい!絵本じゃないわ!!」と思いますが、これはただの悲劇ではなく、子どもに対しての教訓をまとめたものなのです。
たとえば「Aはエイミー かいだんおちた」
これは、危ないので階段のそばで遊んではいけないという教訓です。
ただ、私が笑ってしまったのがZ。
「Zはジラー ジンをふかざけ」
子どもはお酒を飲んではいけません!という教訓ですが、イラストがシュールすぎてもう・・・
大人でも深酒で醜態さらす人はいますからね。
この時期、大人のみなさんは気をつけましょう。
↓購入した図録
図録は重いので基本買わないタイプですが、これは!という時は買います。
この図録があれば、展示されていた作品たちが何度でも見られます。
本物を見ることがやっぱり一番ですけれどね。