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他人ごとじゃない耳の話

おはようございます!!

プロミュージシャン科楽器コース副担任の菅沼です!!

学生達も登校授業がスタートして2週間がたち、ようやく慣れてきた頃かと思います。

そんななか授業や学校生活を見ていて、みなさんの【】について気になることが多いのでこちらで紹介してみようと思います!

 

 

 

まず基本情報として、環境によってはすぐに人間の耳は悪くなります

これが他人ごとではないんです・・・

ミュージシャンの命でもあり、ミュージシャンでなくとも日常生活に支障をきたしてしまいますね。。。

 

そもそも耳には有毛細胞という聴覚の為の細胞が存在します(周波数ごとに場所が分かれているので興味のある人は調べてみましょう)

この細胞の数が減ったり、元気が無くなるとおのずと音が聞こえなくなってしまう訳ですね

 

皆さんにも身に覚えがあると思いますが、大きな音量の場所(ゲームセンターやライブハウス、カラオケなど)から静かな場所に行くと『キーン』という音が聞こえたことがあると思います。

あの状態は既に有毛細胞が疲れてしまっています!

 

若いうちは有毛細胞の復帰、回復も早いのですが、日常的にこの状態を続けていくと有毛細胞が立ち上がらなくなり、結果特定の周波数(疲弊しきった有毛細胞)の音が聞こえなくなってしまう訳です。

加齢による難聴は、傷の治りが遅いように有毛細胞が回復しづらいからなんですね

 

ミュージシャンは特に大音量にさらされる機会が多いので、普段から耳を守ることが大切になります。

 

・練習の際は爆音を控える(音楽的なバランスとは別問題ですが、)

・大音量の際は耳栓をしてみる(ドラマーは特に‼)

・イヤホンで音楽を聴くときの音量を上げすぎない

 

などなど。。。

普段からできる事を続けることが大切になります。

 

それでも音楽を聴いたり練習の際も大音量がないと物足りない!!

という気持ちも分かります。

 

こちらにも仕組みがあり、明るい場所からトンネルなど暗い場所に行くと目が見えにくいように、耳にも同じように大きな音量を聞き続けるとうるさく感じなくなるように脳がコントロールしています(寝るときに普段は気にならない時計の秒針が気になるのも周りの音に合わせて脳が感度を調整しているからですね)

 

ですのでその際は休憩を挟みましょう!

目安は静寂で一分間ほど

そうすることで脳の感度がリセットされ、だんだん物足りなくなってくるという負のループを断ち切ることができます。

 

後は近年ライブ現場で当たり前のように運用されているイヤモニシステム(ステージ上のサウンドをスピーカーからではなく直接イヤホンから鳴らすシステム)

こちらも気を付けないとあっという間に耳にダメージを与えます。。(本来耳を保護するためのものですが。。。

 

よくあるのが

クリックが聞こえるか心配なので爆音で鳴らしている

というケース

遮音性の高いイヤホンを導入してください。。。

(菅沼もオーダーメイドなどは高級なので出来ませんが市販のイヤーピースで自分の耳に合ったものをチョイスしております

もしくはクリック以外の音を下げてください。。

イヤモニに限らずモニターの音作りは足し算より引き算の方が良い結果が生まれますよ!

(ついでにクリック爆音だと漏れたクリック音が楽器のマイクに入り客席で聞こえるなんていう寒い結果をうみます・・

 

あとは普段と聞こえ方が変わってしまうからと片耳だけつけるケース(僕もニュアンス勝負の時はたまにやってしまいますが)

これははっきりいうと耳的には最悪です

普段両耳で感じている物を片耳ずつで補う訳なのでおのずとどちらも音量を上げることになります

音量差がありすぎても脳が調整できないので危険なモニター法ですね。

 

ちなみに現在菅沼が使用しているイヤホンはこちらのSHURE SE215

 

かれこれ5年ほど使っていますが普段使いからライブまで大活躍

(1回断線してリケーブルしていますが・・・

コスパも良いので定番おすすめイヤホンですね

ちなみに左耳に畜光テープが貼ってあるのはステージ上で迷子にならないためですのでおすすめテクニック(外した状態で暗転したら絶望的ですからね・・・

 

 

 

 

 

一生付き合っていく自分の耳のことですので、皆さんも一度向き合ってみてはいかがでしょうか??

気付いた時にはもう遅い、、、なんてことになりませんように!

 

プロミュージシャン科楽器コース副担任の菅沼でした!!

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