YouTuberのお金の仕組み【初歩編】
おはようございます!!
プロミュージシャン科楽器コース副担任の菅沼です!
世間は4連休(残念ながら天気は崩れていますが。。)本来なら演者もスタッフ側もお客さんもライブ三昧なはずですが今年はそのようなわけにもいかず不思議な感覚ですね、、
全国的に見ると営業を再開しているライブハウスも多く、LIVE配信のみならず人数制限をかけ,お客さんを入れて公演を行っているところもあります
Withコロナというワードがありますが、ライブをやるにあたってライブハウスの新料金であったり新チケット代であったり、手探りのなか新たなレギュレーション、プラットフォームが整うことを願うばかりです。
我々は本当に【柔軟性】が求められます
さてさて、先日学校の方ではデジタルスキルアップ研修なるものを行い、動画コンテンツの作成を行いましたが(https://www.nsm.ac.jp/blog/24818/)
「配信サイトでお金が入るって言うけど具体的にどうしたらいいの?」という声がありましたのでこちらでもご紹介します!
様々な媒体、方法がありますが今回は世界のGoogle グループ【YouTube】にスポットを当てていきます
世間では子供の将来の夢ランキングで【YouTuber】が一位になったり、芸能人が軒並み参入を始めたり非常にHOTなプラットフォームですね
では具体的にどのようにお金にしていくのか、というお話をしていきます。
簡単に言えば自分のチャンネルを作成して自分の動画をアップロードして再生数を稼げばOKなんですが、いくつか関門があります(2020/07/25時点)
こちらが公式のYouTubeヘルプですので詳しく気になる方はチェックしてみてください
https://support.google.com/youtube/answer/72851?hl=ja
まず簡単に仕組みからお話するとメインはいわゆる広告収入というものになります。
企業や個人から日々Google (youtube)には
「うちの広告を流してください」
と数々の依頼が舞い込んでいます(個人レベルでもバンドのMV等広告を申し込むこともできますよ!)
となると人気のある人の動画は多くの人が目にするコンテンツとなりますので、そこに広告を表示することができれば効果的ですよね??
なので動画の中や途中に広告を表示させてもらう代わりに報酬を払いますよ?という仕組みです。
皆さんも経験があると思いますが、動画によって途中で広告が入ったり入らなかったりという違いは基本こちらで決まる訳です(設定も可能です)
収益化をするために申請が必要であり、条件が数々あるのですが、まずマストで達成しなければいけないことが
- 有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上である。
- チャンネル登録者数が 1,000 人以上である。
こちらですね。
意外と緩くはないですが現実的に十分可能な範囲ですね(世の中SNSには素人でも何万フォロアーがいる方で溢れています。。)
そして気になる収入の目安
こちらは完全に企業秘密のブラックボックスなため正確な金額ではありませんが、一般的には1再生当たり0.4円が平均だと言われています。
中には0.0~円だったりとか1円を超えるものだったりもあるようですね(動画の長さやジャンルが関係してくるようです)
ということはそこに再生回数を掛け算、、、さらにそれを月に複数本出したとします・・・・
夢が広がりますね!!
※難しいお話ですが動くお金が大きくなると日本では確定申告が必要になりますのでもしうまい具合に軌道に乗ったときは調べてくださいね。。。
youtuberが普通買わないようなロマンあふれる高級なおもちゃを買って動画にしているのは、買ったものを経費に出来ちゃう、しかも珍しいから再生される、、、ということです。。金が金を生む、、
後は広告収入とは別に、youtubeにて生放送を行った際、スパチャ(投げ銭)というものがあります。
こちらはお客さんが配信者へ応援の気持ちであったりとか、はたまたリクエストを聞いていて欲しいからなどなど
一人1日100円から最大50000円をコメントと共に送ることが出来ます。
集まった金額すべてが手元に入るわけではありませんが、効果的な活動です(youtube等システム使用料のマージンは発生しますが50%~70%が手元に入ると言われています)
こちらも有効にするためには審査があり、先ほどと同じ項目もあります。
驚異的な話ですがバーチャルアイドル・初音ミクのライブツアー「マジカルミライ2019」において、投げ銭だけで10億円超が動いたようです・・・
ここまで読んでくださった方々は希望に満ち溢れていると思いますが、特にミュージシャンは注意すべき点があります。
お察しの通り著作権ですね
オリジナルで勝負をしていれば何の問題もありませんが、カバー曲を使用した際に上記のお話が色々と変わってきます。
こちらも配信サービスによって違うので下調べをする必要がありますがYouTubeの場合は、日本音楽著作権協会JASRACと包括契約を結んでいます。
つまりどういうことかというと、「JASRACで管理している楽曲は権利持っている人にYouTubeから使用料払うから使ってもいいよー」ということです(管理外や許可が出ていないものは公開できません)
ですが
収益化していくとなると様々な制限があります(他人の楽曲でお金を稼ごうとしている訳なので当たり前ですよね)
こちらが権利者によって裁量が様々なのでいくつか例を出していきます
・そもそも公開できない
・公開は出来るが広告収入がすべて権利者へ入る
・公開は出来るが広告収入の割合がある(権利者:自分)
などなど。。。
あと歌や楽器などカバー動画を作る際、オケの部分をCDなどの原曲を使用することは基本NGとなります(またややこしいことなんですが別の権利が管理されています)
なのでオケの部分も自分で演奏、制作を行う必要があります。
むやみに違反しているものをアップロードすると規約違反でアカウントに制限が掛けられることがあるのでよく調べましょう!
今回は簡単に仕組みを紹介しましたが、ここからどう動画を拡散させていくのか、コンテンツの重要さについて是非自分なりにも考えてみてください。
やってみたい!!と感じていてもなんとなく敷居が高く感じてしまいます
どんなことにも言えますが気になったものは是非調べてどんどんトライしていってください!!
学校生活の中でも体験入学でもいつでも質問を受け付けています!
一緒に新しいミュージシャンの活動スタイルを作っていきましょう!!
プロミュージシャン科楽器コース副担任の菅沼でした