シェイクスピアって…
みなさん、こんにちは
アクター担任の藤崎です
今日はちょっと、「おシェイクスピア様」について。
日本ではなかなか取っつき難いので敬遠されがちな彼…。
犬みたいな顔して…。
ちょっと間違えそう…。
でも、とても良い詩、戯曲を書き上げました。
なかでも四大悲劇は有名。
『ハムレット』『マクベス』『オセロー』『リア王』
人気アプリゲームにも登場してますからね。
※私はレベルMAXまで上げました。
藤崎的には、シェイクスピアを学ぶのは、
ダンスでバレエを学ぶように。
ミュージシャンが洋楽を学ぶように。
と言った感覚で、演劇の原点を見いだせると思っています。
ただ、なかなかご理解を得られない…。
「シェイクスピア教えるのなら大学でやれ!」
と言われてこともあったのですが…。
いやいや、俳優として有名になればなるほど、シェイクスピア作品を上演する機会が多いのです。
商業演劇では、どこもやっていますから…。
劇団四季 様しかり。
宝塚歌劇団 様しかり。
専門学校だからこそ、シェイクスピアをたしなむことも大切です。
日本人らしい演劇となれば、舞楽・能楽(能・狂言)・歌舞伎になってしまいまっせ…。
そもそも、日本で今行われているストリートプレイ、ミュージカルなどは、
西欧文化に影響を受けて、新劇が誕生して、アングラ、商業演劇、小劇場に派生しています。
後期の授業でも、シェイクスピアに取り組んで行こうと画策している今日この頃…。
私が師事したシェイクスピア・シアターの代表、出口典雄氏は、
シェイクスピアは多くの戯曲を書いているが2つのテーマしか描いていない、と言っています。
「誰が誰を好きになるか」
「誰が誰を殺すか」
これは、人間の本能的な部分。
普遍性を描いています。
死後400年以上たっても世界で上演さ入れている理由はここにあります。
生まれて亡くなるまでが、1564年-1616年。
「ひとごろし、いろいろ」と覚えると分かりやすいですね。
※歴史劇、悲劇の劇中では、登場人物がよくお亡くなりになります…。
「百千の心をもったシェイクスピア」
「心理はシェイクスピア、性格はモリエール」
※モリエールは同時代に活躍したフランスの劇作家。
と言われているシェイクスピア。
学生たちの今後のためにも、ちょっと授業に取り入れて行きたいなぁ…
■色々な映画も、シェイクスピアから影響を受けていますので、ぜひぜひ
・『蜘蛛巣城』日本(’57) 監督:黒澤明
※「マクベス」
・『乱』日本(’89) 監督:黒澤明
※「リア王」
・『悪い奴ほどよく眠る』日本(’60) 監督:黒澤明
※「ハムレット」
・『暗黒街の顔役』米(’32) 監督:ハワード・ホークス
※「マクベス」
・『スカ―フェイス』米(’83) 監督:ブライアン・デ・パルマ
※「リチャード三世」
・『ライオン・キング』米(’94) ディズニー初オリジナルストーリー
※「ハムレット」
・『夏の夜は三たび微笑む』スウェーデン(’55) 監督:イングマール・ベルイマン
※「夏の世の夢」
・『ゴダールのリア王』米(’87) 監督:ジャン=リュック・ゴダール
※「リア王」
・『テンペスト』米(’82) ポール・マザースキー
※「テンペスト」
・『サマーナイト』米(’82) 監督:ウディ・アレン
※「夏の世の夢」
・『ウエスト・サイド・ストーリー』米(’61) 監督:ロバート・ワイズ
※「ロミオ&ジュリエット」
・『マイ・プライベート・アイダホ』米(’91) 監督:ガス・ヴァン・サンク
※「ヘンリー5世」
■シェイクスピア自信を描いた映画
『恋に落ちたシェイクスピア』米(’98) 監督:ジョン・マッデン
アカデミー賞7部門を獲得した、とても面白い映画です。
『ロミオ&ジュリエット』『十二夜』
をベースにシェイクスピアが劇作家として有名になるまでを描いています。
以上、藤崎でした!