金髪副校長Toshi HiketaのNSM Blog〜追悼 Edward Van Halen 後編〜
前回のBlogでは、Van Halen (VH)の歴史などを振り返りました。
今回はエディーのトレードマークであり、全世界のギターキッズが憧れた、彼の愛用したギターなどを紹介したいと思います。
少しマニアックな話になりますが、是非お付き合いください….!
まず、エディーといえばフランケンシュタイン.ギターがとても有名です。
このギターは、エディー自身が組み上げたギターで、現存するギターでは満足出来なかったエディは、Body&Neckを安く購入して作ったそうです。
元々は普通のストラトに白&黒のペイントというルックスでした。VH初期は、このギターをメインにライブやレコーディングで使っていました。
ツアーで使っていく中で、もっと弾きやすく改良したい!と考え、当時革新的だったFloyd Roseというブリッジを取り付け、とても印象的なレッドストライプに塗り替えられて、フランケンギターは完成しました。
その後、サミーヘイガーがヴォーカルのVH中期は、クレイマーというメーカーのギターをメインで使用するようになりました。『5150』と描かれたシンプルなこのギターは、当時MTVなどのテレビ番組でも映しだされて、PVを観ながら とても憧れたのを覚えています。
長い間、レッドストライプのギターを使ってきたエディでしたが、ミュージックマンというメーカーにエンドース契約を切り替えました。そして、それまで一つのピックアップしか使わなかったエディが、2つのピックアップを搭載したギターを使うようになり、当時のエディファンはビックリしました。
エンドースメントが変わっても、レッドストライプのギターを作るのは、エディの拘りですね!
晩年のVH後期には、新たなメーカーとエンドースをして、息子の名前である『Wolfgang』という名前のギターを発表しました。まだ小さい頃の息子のウルフギャングとステージで演奏するエディは、最高の気分だったと思います。
世代を超えて、親子で気軽にセッションできるところが、楽器の素晴らしさですね!
天才ギタリストとして名を馳せたエディですが、ギターの他にもアンプやエフェクターなどを開発するのも天才的で、素晴らしいセンスの持ち主でした。彼がプロデュースする機材は、少しでもエディのサウンドに近づきたいと、ギターキッズがこぞって購入しました。また、今では普通の光景になっている、ステージ上に数台のスピーカーをズラリと並べるスタイルは、エディから始まったように思います。
最後の日本ツアーでも、もちろん『Wolfgang』を使用して、日本のファンに素晴らしいギターサウンドを聞かせてくれました!
その日本ツアーでの素晴らしいサウンドは、公式アルバムの『Tokyo Dome Live in Concert』で聴けますので、ぜひチェックしてください!
エディの残してくれた素晴らしい曲の数々、そして素晴らしいギターサウンドは永遠ですね!
エディの作曲スタイルやギターテクニックの事など、まだまだ書きたい事がいっぱいありますので、来月のBlogで特別編として書きたいと思います。
このBlogを読んで、Van Halenをより深く知って貰えると嬉しいです!とても寒くなってきました…Van Halenを聞いてHOTになってくださいね!
それでは〜Peace!!