日にちを遡って、クリスマスケーキについて考えてみた。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
教務事務の加藤です。
さて、とうとう2020年も明日で終わりを迎えます。
でも少し日にちを遡って、クリスマスのお話をします。
↑うちの猫さんに脱ぎ捨てられたサンタ服・・・
みなさま、クリスマスにケーキは食べましたか??
クリスマスは誕生日と並んで、ケーキをホールで買って食べることを許される日だと、私的に認識されている日です。
イチゴショートケーキが大好きなので、今年のケーキはイチゴと生クリームでトッピングされたブッシュ・ド・ノエルにしました。
本当はチョコレートの方が丸太っぽくていいのかもしれませんが、生クリームが好きなので。
うちの猫さんが隙あらばケーキに鼻を近づけてくるので防衛が大変でした・・・
クリスマスに何故ケーキを食べるのか、不思議に思ったことはありませんか?
そもそもクリスマスというのはキリストの降誕祭で、キリストが生まれてきたことを祝う日です。(キリストの誕生日にあらず)
英語にすると「Christmas」
「Christ」→キリスト
「mas」→礼拝
キリストのミサという意味になります。
日本では真っ白のイチゴケーキを食べる印象がありますが(CMとかだいたいショートケーキが映ることが多いですよね)、果たしてクリスマスの本場である海外ではどのようなケーキを食べているのか?
★フランス →「ブッシュ・ド・ノエル」
美食の国・フランスではブッシュ・ド・ノエルと呼ばれる丸太の形をしたケーキを食べることが多いです。
キリストが誕生した時、赤ちゃんの体が冷えないように暖炉に薪をくべて火を焚いたというエピソードから、木の形をしたケーキを食べるようになったという説があります。
★ドイツ →「シュトーレン(正式にはシュトレン)」
ドイツではドライフルーツが入った、表面が砂糖でコーティングされた細長い形状のシュトーレンを食べます。
最近だとパン屋さんでも見かけるようになりました。
食べたことがある方はわかると思いますが日持ちするお菓子なので、クリスマスに向けて少しずつ食べていきます。
シュトーレンはドイツ語で「坑道」の意味で、確かにボコボコした表面と細長い形状はそのように見えます。
焼きあがったあと、表面が真っ白になるまで砂糖をまぶすのですが、それが赤ちゃん(幼子のキリスト)の産着になぞらえたという説があります。
★イギリス →「クリスマスプディング」
イギリスではナッツやドライフルーツなどを入れて焼いたクリスマスプディングがよく食べられます。
生地を混ぜる時の向きが決まっており(東から西へだったり時計まわりとか)、また蒸す前に指輪やボタンなどを入れる習慣があります。
切り分けた時に何が入っていたかで運勢を占います。
出来上がった際に飾るヒイラギの枝はキリストの茨の冠を、赤い実はキリストの血を表しているそうです。
★アメリカ →ケーキは特になし。「七面鳥」の丸焼きを食べる
アメリカは特にケーキはなく、アップルパイやチェリーパイを焼いて食べることがあるくらいのようです。
ただ、七面鳥を丸焼きにして食べることは、映画などで見たことがあるかと思います。
七面鳥を食べるのは感謝の意味が含まれているそうで、クリスマス以外でも感謝祭などのお祝いごとで食べられます。
こんな感じで、ケーキの姿かたちにはその国の風土も含めた理由があるのです。
今年の欧州はロックダウンを行っている国も多く、いつもどおりのクリスマスが迎えられない人たちが多いでしょう。
通りを彩るイルミネーションは美しく、クリスマスマーケットは賑わい楽しそうでいつか、クリスマスをヨーロッパのどこかで過ごしたいと思っています。
いつもどおりのクリスマスを迎えられる日が早く取り戻せるよう祈るばかりです。
そして私もフランスかドイツでクリスマスを迎えられるように、お金を貯めておきます!(クリスマスの時期は旅行代金が高い)
↑サンタ服を着せられるという仕打ちを受け、お怒り中