卒業おめでとうございます。
こんにちは教務部長/副校長の西本です。
ここ数日は卒業式関連の話題が中心だと思いますが、本日もよろしくおねがいします。
2022年3月15日に名古屋東急ホテルにて卒業式が行われました。
保護者の皆様、講師の皆様、企業の皆様にはオンラインで参加頂いたことに感謝を申し上げます。
今年は近隣の姉妹校と共に合同で行えたことはとても良いことだと感じました。
ただ、まだまだコロナに対しての感染症対策もありましたので、以下のように歌唱を伴う場合はアクリルパネルに囲まれるというシーンもありました。
この光景が数年後には懐かしく感じられるようになると、良いなとは思っています。
コロナ禍になってから久しぶりに生演奏での[翼をください / ミッキー吉野先生アレンジバージョン]でした。
この物凄い枚数のアクリルパネルでわかると思いますが、我々はぜひとも学生達に生歌唱で思いを届けてほしかったからです。
昨年は収録した映像でしたから。
裏話的なことになりますが、これだけの枚数のアクリルパネルの手配も大変ですし、この枚数を運んだのもスタッフ達です。
私も搬入時はエッコラせと運ばせていただくきました。大汗をかきましたよ。
特に名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校の学生さん達には卒業式を含めて、イベントを作ることには大勢の力が必要なのだということがわかってもらえると嬉しいです。
音響、照明、映像や運営などのプロスタッフと本校の下級生の学生スタッフ、もちろん我々教職員が一丸となって製作しました。
もろちん、この規模のイベントとなるとどれくらいの準備期間と前日からの仕込みがどれほど大変なことかは、学生君達は理解してくれるでしょう。
ここを読んでくれている高校生君、また学校選びで見てくれている方はぜひ、この卒業式の雰囲気からも本校のエンターテイメントに向けた思いと力を掴んでほしいです。
卒業生に送る演奏のバンドメンバーはPRINCESS PRINCESSのドラマーであり作詞家の富田京子先生とベーシストでリーダーの渡辺敦子先生
そして、銀河鉄道999の曲などでおなじみのゴダイゴのキーボーディスト ミッキー吉野先生。
そして本校の副校長のギタリスト引田寿徳先生。
本番での演奏は圧巻の一言で、多くの学生が涙しているシーンを見ましたし、私もジーンときて泣いてしまいました(T_T)
リハーサル時の学生達の笑顔
卒業式も大切な授業です。
日常の授業も大切なことは言うに及ばずですが、失敗の許されないイベントというのは力をつけるために何倍もの意味があると思います。
もちろん、日々の地味な内容をしっかりこなせているからこそのイベントで実力がだせるということはありますがね。
PRINCESS PRINCESSの富田京子先生と渡辺敦子先生と記念写真。
僕はこのお二人と仕事で出会ったのが、PRINCESS PRINCESSが解散した翌年だったと思います。
丁度、僕がこの学園に就職した年でした。なので出会ってから25年になります。
僕自身も姉妹校の大阪OSMの卒業生であり、卒業後にプロ現場の経験を経て27歳の時に本学園に入社しました。
卒業して数年は経っていましたが、今でもPRINCESS PRINCESSのお二方に会うと、卒業した当時を思い出します。
僕は高校生時代にプリンセスプリンセスのレコードを聞いて、キャーキャーと言っていた側でした。
当時に女性ロックバンドで業界で成功したバンドは国内にいなかったし、テレビで見ない日は無いくらいのスターでした。
だから、初めてお会いした時は超嬉しくて、少しだけ自分はプロの業界に入って歩き始められたと感じたものです。
その後、僕は海外でCDリリースしてツアーしたりと、自分が高校生時代から思い描いていた夢を海外で挑戦し実現することも出来ました。
学生君達に伝えたいことは、夢はそんなに遠いわけでは無くて、手が届くところにあるということです。
ただ、多くの場合に手が届くのに、あとちょっとのギャップを諦めてしまうこと、その努力を怠ることだと思います。
ただ、練習すればいいだけのことをサボってしまう。
バイトを言い訳にして先延ばしにする。
僕は貧乏でいいから、卒後の数年は音楽だけに全力投球してほしいと思っています。
それが将来の自分を作ることになるからです。バイトに溺れてしまわないように、夢を目指してほしい。
アーティストはルックスも大切だから暴飲暴食をしないこと。
シンガーソングライターなら、曲がたくさんあり、それを今だとSNSで発信してファンを自力で獲得していくこと。
僕自身はデビューというのは簡単とは言わないですが、ちゃんとロジカルにやっていけば、無謀な挑戦ではなくなると信じています。
このロジカルという事、ロジカルシンキングが大切なのです。
卒業生で道に迷ったら僕に相談に来てほしい。
ロジカルシンキングの方法について、ちゃんとアドバイスして差し上げます。
在学中にしたらいいという話しですが、実はそうではないのです。
学生という気分の時に、これを話してもたいていは腹に落ちないからです。
以前、在校生にこのロジカルシンキングについて話をしたら二人くらいクラスから飛び出ていきました(笑)
夢を壊されったってね。
ただ、今成功に近づいている学生からは、ああいう授業をもっと受けたかったと言ってもらっています。
だから、最近は卒業して少し経って、世の中の現実が見えてきた、本当に切羽詰まってきて、心から話を聞けるようになったら相談に来てほしいと言っています。
僕は学校に遊びに戻っておいでとは言いません。
来てほしいのは良い報告をしに来てほしいこと、あとは本当に心からアドバイスや助言が欲しくなった時です。
最後にいいます。
デビューへの道は険しいかもしれませんが、大切なことは卒業式の時に感じた感動や興奮、卒後への期待とテンションというものを下げないように生活することです。
いつか自分がパフォーマンスしたり、製作して感動をさせる側に行くことを強く意識して感じてほしいです。
そして、ポジティブな輪に入るような生き方をしましょう。
そのためにはできるだけ、自分の何歩も先を歩いている成功している先輩や講師、業界人と仲良くなりましょう。
ポジティブな輪に入ることを意識するとたいていは成功します。
道に迷ったら、ぜひ私を訪ねて来てください。
※アポイントはとってくださいね。いきなり来てもいないことがありますので。
もう一度
ご卒業おめでとうございます。
ということで、最後に自分の卒業式の写真を探したけれど、記憶もないし写真も見つけられなかったので、
入学式のときの写真でお別れです。それでは!!!!