プロミュージシャン科 ロサンゼルス研修 その9
さて、今日はフリーDAYでした。
ディズニーランドやアウトレットに各自で行く子達もいましたが、姉妹校との合同で希望者はジョシュア・ツリー国立公園へ行きました。
海外研修の醍醐味は全国の姉妹校と仲良くなれることもあります。
車窓からはとんでもない数の風力発電所も見えます。
誤解を生むかもしれませんが、僕は究極的にはアメリカの自然や文化をたくさん見るだけでも十分な価値があると思っています。
ミュージシャンが大成する為に必要なことは技術と知識ももちろん大切ですが、その器となるアーティストの感性を磨くということ それが最も大切なことです。
アメリカの道を走っていると、日本という小さな国に日々おきる問題や辛いことも大したことがないと思うようになります。
約二時間半走って、ロサンゼルスからもっとも近いと言われている国立公園に到着しました。
ジョシュア・ツリー国立公園(ジョシュア・ツリーこくりつこうえん、Joshua Tree National Park)は、カリフォルニア州南東部に位置するアメリカ合衆国の国立公園である。ロサンゼルスの東220キロメートルに位置する。面積は3,196平方キロメートルで東京都の約1.5倍である。1994年に国立公園に制定された。それ以前はアメリカ合衆国ナショナル・モニュメントという文化遺産という位置づけであった。続きは↓
この樹木のことをジョシュア・ツリーといいます。
この木が茂っている砂漠を走り、展望台へ
日本で生活していて、絶対に見ることのない大地に圧倒されます。
ここなら最高のアーティスト写真がとれるよね!
ちなみにこのジョシュア・ツリー国立公園では多くのアーティストがプロモーションビデオを撮影しているので、知らず知らずに見ているはずです。
次に公園内を走って、ロッククライマー達が好む岩が積み重なるセクションへ
ここで休憩をとって、岩に登って昼食です。
ここで食べる昼食は最高でした。
僕は日々濃いものばかり食べていたので、今日はフルーツ。
今も特大バナナ&ストロベリー スムージーを飲みながら体質改善しとります!
この岩の頂上に登るのも、人工的なルートなどないので、思い思いのルートを歩いてクライマーみたいな感じで登っていきました。
福岡スタッフであり僕の弟がガイドをしてくれました。
このジョシュア・ツリーのよさをどうしても伝えたいのですが、正直言って写真だとやっぱ全く駄目ですね。
まあっ写真で総ての感動が得られるならば、パソコンの前にかじり付いて感性を磨けるのでしょうが、実際はやはり体で体験しないことは身にならない。
書きながら、伝わらね〜なと悔しくなりますが、参加した学生にとって、自分の視野が広がる最高の体験だったはずです。
しかしま〜47才の自分としては体力の衰えを感じざるを得ません。
いい運動になりました。
自然の中では人間なんて本当にちっぽけな存在だと思います。
本日が海外研修の最終日で明日の早朝にはLAXから飛行機で経ちます。
また総合的な感想は書こうと思いますが、僕自身がハリウッドに1993年に留学した当時を思い出すと、音楽的な勉強はもとより、アメリカの大自然を目の当たりにしたことで、日本で井の中の蛙にならないでおこうという意識が芽生えました。
何度も書いていますが、僕はアメリカの大自然を体感するだけで、今回の研修の意味の大半をしめていても良いと思います。
アメリカの先生方から学ぶことの重要性には彼達が育った環境がなぜ彼達をそうさせたか、があります。
アメリカ人のパワーの根源に、日本とは全く異なる土地の広さ。
総ての物を図る物差し自体が我々よりも大きいのでは無いかと思います。
言い換えれば、金魚鉢で生活していた金魚が突然大海に投げ出されたようなものです。
今回の研修では英語の壁もあったと思いますし、文化の違いにも戸惑ったことでしょう。
しかしながら、彼達がこれを体験したことで、全く違う価値観や物差しを手に入れたと思います。
ぜひ、帰国してから、この気持を忘れずにプロを目指して頑張ってほしい。
ただの楽しかった海外旅行ではなく、この経験が冷めないうちに学校に戻って献身的に自分の夢に打ち込むこと。それを継続してほしいです。