業界の重鎮ジョーイカルボーン氏によるヴォーカル学生向け特別講義
音楽業界の重鎮ジョーイカルボーン氏がロサンゼルスより来日をし、今週11月22日(水)NSMにてヴォーカルコースの学生に向けて特別講義を行ってくれました。
カルボーン氏は、1980年代から日本の映画音楽のプロデュース、ミュージ
シャンとしても矢沢永吉さんのツアーに参加するなど、作曲家、アレンジャー、
プロデューサーとして30年以上のキャリアを持ち、JASRAC(日本音楽著作権協
会)に登録されている彼の楽曲数は1162曲と、世界一有名なグループ
THE BEATLESの登録数408曲の約3倍(各楽曲数は、JASRACホーム
ページ上のJ-WID検索データを参照)、今もなおジャニーズ系アーティストを始
め多くのアーティストへの楽曲提供をし、第一線で活躍されている方になります。
ここ数年、NSMヴォーカルコースでは、シンガーソングライターコースに
留まらず、作詞/作曲にチャレンジし、オリジナル楽曲制作を試みる学生が増え
てきております。しかし、「作詞はできるが作曲は。。」「オリジナル曲を歌い
たいが、詞も曲も書けない。。」「作詞経験はあるが、出来がいまい
ち。。」と様々。その様な学生は、Wメジャーカリキュラムを利用し、作曲系
授業を受けたり、作曲コース学生との交流会や作詞の授業(選択制)に参加する
などをし、音楽業界へプレゼンする準備を日々行っております。
今回のカルボーン氏の特別講義は、そんな学生の日々のチャレンジを応援する
内容でした。彼の30年以上の業界経験から「好きな音楽をお仕事にする」を
テーマとして、ヴォーカルコース学生が現在挑んでいる事柄をどうやって業界の仕事に結び付けていくかなど、沢山アドバイス頂きました。
また、曲作りをする場合に良く学生が直面する、歌詞とメロディーの優先順位のつけ方(「良い歌詞ができた、でも、メロディーに上手くのらない。。上手くのせるには、歌詞変更をしないといけない?)や印象的(耳に残る)な曲を書く為の曲の構成などなど。。最後には、彼のこれまで楽曲提供や関わってきた有名芸能人の方々との写真を披露してくれて、学生も釘づけの内容になりました。
私自身、彼とは約20年のお付き合いになりますが、前職では海外契約の担当者として、彼と作家契約の条件交渉をしたり、彼がアーティストプロデューサーとして来日をした際には、札幌、名古屋、大阪などツアー同行させて頂き、沢山の事を学ばさせて頂きました。
次回も名古屋へ是非来てくれる事を楽しみにしております!